第1講・準備編・2026年9月版

Javaの開発環境を作ろう

プログラミングの何が難しいって、開発環境を整えることです。最初の一歩が最もハードルが高いと言っても過言では有りません。 難解な言葉を覚えたり理解したりするよりも、とにかく書けば動く状態を作って触ってみるのが、プログラミング理解への最短距離です。

1. IntelliJ IDEAをインストールする

まず、Javaを書くためのソフトとして IntelliJ IDEA をインストールします。

IntelliJ IDEAのダウンロード画面
  1. IntelliJ IDEAの公式ダウンロードページを開きます。
  2. 自分のOSに合ったIntelliJ IDEAをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルを開き、通常のアプリと同じようにインストールします。
  4. インストールが終わったらIntelliJ IDEAを起動します。

macOSの場合は、Apple Silicon搭載MacならApple Silicon版、Intel MacならIntel版を選びます。

2. Javaのプロジェクトを作る

IntelliJ IDEAを起動したら、新しいJavaプロジェクトを作ります。

IntelliJ IDEAの起動画面
IntelliJ IDEAの起動画面。「新規プロジェクト」を選びます。
  1. 最初の画面で 新規プロジェクト をクリックします。
  2. 左側の一覧から Java を選びます。
  3. プロジェクト名を HelloJava とします。
  4. ビルドシステム は IntelliJ のままで構いません。
  5. JDK は最新の安定版(2026年9月では 27)を選びましょう。配布元は一覧表示の中のどれでもOK。
  6. サンプルコード は無い方が余計な情報がなくていいと思います。
  7. 作成 を押してプロジェクトを作成します。
IntelliJ IDEAのJava新規プロジェクト作成画面
プロジェクト名を入力し、ビルドシステムをIntelliJ、JDKを最新の安定版にして「作成」を押します。

3. Main.javaを作る

プロジェクトが開いたら、画面左側の src を右クリックして、新規 → Javaクラス を選びます。

srcを右クリックし、「新規」から「Java クラス」を選ぶ画面
srcを右クリックし、「新規 → Java クラス」を選びます。

クラス名に Main と入力してください。Main.java が作られます。

その中に、次のコードをそのまま入力します。本気で理解したい人は、コピペするのではなく一文字一文字自分で打ってください。

Main.java

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello, Java!");
    }
}

コードの意味が分からなくてもまったく問題ありません。分からなくても自分で打つことで必ず解像度が上がります。コピペ禁止!

4. 実行する

main の左側あたりに表示される緑色の ▶ をクリックし、「Main.main() を実行」 を選びます。

画面下部にHello, Java!と出力されれば成功です。

実行画面にHello, Java!と、終了コード0で終了したことが表示されている
「Hello, Java!」と表示されれば成功!

このプログラムの結果が表示される場所をコンソールと言います。

これでJavaを書く環境は整いました。

あとは実際に書いてみて動かしてみて、少しずつソースコードの意味を理解していきましょう。

専門用語

ここまでで出てきた言葉の意味を簡単に解説しておきます。よく分からないところは飛ばしてもらっても大丈夫です。

IntelliJ IDEAとは?

Javaなどのプログラムを書くための統合開発環境(IDE)です。 ソースコードを書く、間違いを教えてもらう、実行する、といった作業を一つのアプリの中で行えます。

JDKとは?

Java Development Kit の略で、Javaのプログラムを作るために必要な道具一式です。 Javaのソースコードをコンパイルするための機能や、Javaを実行するために必要なものが含まれています。

今回は自分でJDKを探してインストールする代わりに、IntelliJ IDEAの JDK欄からダウンロードして導入しました。

コンパイルとは?

私たちが書いた Main.java を、Javaが実行できる形へ変換する処理です。 IntelliJ IDEAでは▶を押すだけなので意識しませんが、裏側ではこの処理が行われています。

Main.java
人が書いたソースコード
→コンパイル→Main.class
バイトコード
→JVMで実行

JVMとは?

JVM(Java Virtual Machine) は、Javaのプログラムを実行するための仕組みです。 コンパイルして作られた .class ファイルのバイトコードを読み取り、実際に動かします。 Javaでは、WindowsやMacごとにまったく別のプログラムを書くのではなく、それぞれのOS上で動くJVMが間に入って実行してくれます。

そのため、Javaは「一度コンパイルしたプログラムを、JVMがあるさまざまな環境で動かしやすい」という特徴を持っています。 今の段階では、JVMはJavaを動かすための実行役くらいに考えておけば十分です。

PATHとは?

PATH(パス)は、コンピュータに「プログラムがどこにあるか」を教えるための設定です。 たとえばコマンドラインから java や javac と入力したとき、PATHが正しく設定されていれば、 コンピュータはJDKの中にある実行ファイルを見つけて起動できます。

以前は開発環境を整える際、「PATHを正しく設定しないといけない」という素人には難しすぎるハードルが立ちはだかっていましたが、今はIntelliJ IDEAからJDKをダウンロードしてプロジェクトに設定しているため、 IntelliJ IDEAがJDKの場所を把握して必要な設定を行ってくれます。 そのため、この講座をIntelliJ IDEA上で進めるだけなら、最初から自分でPATHを設定する必要はありません。

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この記事について

2026年9月時点のIntelliJ IDEA 2026.2と、その時点で選べる最新の安定版JDKを基準にしています。 JetBrainsの現在の公式手順でも、新規Javaプロジェクト作成時にJDKを直接ダウンロードできます。

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