厳選2冊！Androidアプリを作ってみたい人にオススメの入門書

　僕はプログラミング経験全くのゼロからJava入門書を読み始めて、2ヶ月ほどでAndroidアプリを公開しました。

　当然、Javaについての知識もほとんどなく、仕組みもよく分からない状態でした。それでも本やネットを頼りになんとなくやってるうちに、仕組みもある程度分かってきたし知識もついてきました。

　プログラミングを覚えたいとかアプリを作りたいっていう人は、とにかくやってみることが一番です。開発環境は無料で用意できるし、失敗しようとバグろうと誰にも迷惑はかかりません。

　ただし、右も左も分からない初心者にとっては、いい入門書に出会えるかどうかがその成果を大きく左右してしまいます。

　というのも、初心者向けと謳いながら「こんな本初心者が読んで分かるかー！」となる本が結構多いからです。そんな小難しい本を最初に手に取ってしまったら、「やっぱりプログラミングって難しいんだ・・」と心が折れてしまってもおかしくありません。

　初心者は、とにかく易しくて丁寧に書かれている入門書を選ぶべきです。

　そこで、僕が今も心に残るこの本に出会えて良かったと思う本をご紹介したいと思います。

イラストでよくわかるAndroidアプリのつくり方

　2年以上前に買った本なのでちょっと古いのですが、僕が最もAndroidアプリの仕組みついて深く理解できたのが、イラストでよくわかるAndroidアプリのつくり方です。

　Androidは仕様の変更が結構激しいので、古い本は正直、あまりおすすめできません。すぐに情報が古くなってしまうからです。

　けど、この本に関しては本当に基礎的な根本部分の解説ばかりなので、少々古くても問題ないです。

　もちろん新しいに越したことはないのですが、僕がどうしてこんな古い本をすすめるのかと言えば、この本はとにかく丁寧に解説してくれているからです。表現も易しいしイラストなんかも上手に使われて、非常に読みやすいです。

　一つのアプリを作り上げていく過程を易しくゆっくり解説してくれるので初めてアプリを作ってみるという人には持ってこいです。

• どうすればそこに文字が表示されるのか？
• どうすればそこに画像が表示されるのか？
• どうすればそこにボタンが表示されるのか？
• どうやってボタンが押された時の挙動を定義するのか？

　そういう基礎の基礎と言える部分に関する解説がほとんどです。この本なら絶対クリアできます。この本が難しいという人は残念ながら諦める他ないと思います。

【追記】「イラストでよくわかるAndroidアプリのつくり方」よりもさらに基礎部分にスポットを当てて内容を濃くした入門書(Androidアプリを作ろう [Android Studio対応版])を、この度わたくし、自分で書いて出版しちゃいました。お値段も900円とお手頃なので初めての一冊にお勧めです！大好評発売中です！

Androidアプリ開発逆引きレシピ

　もう一冊はAndroidアプリ開発逆引きレシピ (PROGRAMMER’S RECiPE)です。これはある程度仕組みを理解してから手に取る本です。間違っても右も左も分からないような状態で買わないようにしてください。

　ゼロから作り方を解説してくれる本ではなく、いわゆる逆引き本です。

　逆引き本というのは、実装したい機能があってその実装方法を調べたい時に使います。辞書みたいなものですね。

　サンプルコードなんかが大量に載っています。ただしそのコードに関する細かな解説なんかはほとんどありません。そのコードを見て、「なるほどそうやればいいのか」と思えるぐらいの知識がある人向けです。

　こういう逆引き本は情報が古いのは致命的です。その点、この本は2014年5月に発売されたものなので安心です。

　実際、アプリを作るとなるとこういう逆引き本は非常に重宝しますので、いっちょ本気でアプリ作ってやるかって人はぜひとも一冊手元に置いておくことをオススメします。

先行投資が大事

　こういう解説本ってまあまあ高いです。3000円以上するものが多いです。

　3000円を惜しむ気持ちは痛いほど分かりますが、やっぱり先行投資ってものすごい大事です。

　それなりのお金をかけて、時間もかけて、便利なアプリを作ることができれば、3000円なんてすぐに回収出来るはずです。Googleがあなたの作ったアプリを世界中に配信出来るプラットフォームを用意してくれていますから。

　そして何より、アプリ作りを通して、あなたの頭の中にはもっともっと価値のある経験や知識が残るはずです。

　ぜひ本気でトライしてみて下さい！

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