2019/02/06
PyQ(パイキュー)って知ってますか?
ブラウザ上でPythonを習得できるwebサービスです。最近、けっこう話題になっているので知っている人も多いかと思います。
習得できる内容が非常に幅広く(if文から機械学習まで)、しかも異常に安い!と業界がざわついています。
Pythonは2016年にスタンバイが発表した言語別平均収入ランキングで1位になるなど、非常に注目度の高いプログラミング言語で、これからどんどん需要が多くなってくると言われています。
Java入門サイトを作っておきながらこんなこと言うのもどうかと思いますが(笑)、今からプログラミングを学ぶならPythonが一番いいと思います。プログラミング初心者でも全然大丈夫です。他の言語に比べて難しいとかは一切ありません。むしろ読みやすく書きやすいので簡単だと言えます。簡単な割に、機械学習やデータ解析などの拡張性が半端ないです。
果たしてPyQは評判通りの素晴らしいサービスと言えるのか?突撃してきたので、その詳細をレポートしたいと思います。
PyQの仕組み
PyQはPythonを習得する為の問題集になっています。
文法や構文を学ぶような全くの初心者でも挑戦できるレベルから、webアプリケーション作り、機械学習と言った高度なものまで多くの問題が用意されています。
それぞれのセクションごとにだいたい20問ぐらいの問題が用意されているので、相当な問題数があります。400問以上はあるようです。
どこからでも挑戦できるので、自分のレベルに合わせて学ぶことが出来ます。
各問題画面はこんな感じです。↓
画面左側に問題や解説が書かれていて、右側で実際にコーディングできるようになっています。もちろんその場で実行できます。
実行してみて、おかしなところがあれば普通にエラーメッセージが出ます。
↑これは2行目がおかしいよ(ダブルクォーテーションが抜けてる)。と教えてくれるエラーメッセージです。もしエラーの意味が分からなければエラーメッセージ(この例では「EOL while scanning string literal」)でググってみたら参考になる記事が見つかると思います。
エラーの原因が分かったら書き直して再度実行してみます。もちろん何度でも挑戦できます。
もし実行して期待通りに動けばその問題はクリアとなり、そのコードについての補足的な解説などを読むことができます。そして次の問題へという感じです。
コードを書いたらすぐに答え合わせができるので、非常に効率よく学習を進めることができます。
問題を一つ一つクリアしていくのがゲーム感覚で楽しいので、夢中になってサクサク進むことができました。
PyQの改善して欲しい所
効率よく学べるように工夫されているPyQですが、改善してほしいところもありました。
問題の構成なんかはよく練られていると思うのですが、写経(コードを書き写すだけ)が多いです。しかもずらずら〜と書いてあるファイルの中のごく一部分を書き換えるだけの問題です。
コードを写して分かったような気になってどんどん進んだはいいけど、結局何も身についていないということが充分にありえます。
サクサク進むことができるのも嬉しいですが、あえて後ろを振り返る必要がある難問もあった方がいいと思います。
要所要所に、全くの白紙の状態から全部自分でコーディングしなければならないような難しめの問題があれば、分かったような気になっていたけど全然分かってなかったポイントが浮き彫りになるはずです。「あれ?ここはどうやって書くんだったかな?」と必ずなります。
そうやって進んだり戻ったりするぐらいの方が結果的には効率は上がると思います。
PyQを使って効率的に学習するコツ
PyQの問題はよく考えられていて、段階的に難しくなっていくようになっています。階段を一段一段上っていくようなイメージです。
けど上述したように写経するだけの問題がかなり多く、何も考えず答えを丸写ししてクリアしていっても何も頭に入りません。
しっかり学ぼうと思えば、あえてすぐにはお手本を見ずに、どうやって書いたらいいのかまず考えるようにした方がいいです。とりあえず自分で考えて書いて実行してみて、エラーが出たらその原因を考えて、書き直して・・っていう風に。
もちろん全く分からない場合はお手本を見ればいいのですが、お手本を見るにしても、丸写しは良くないです。お手本のコードの流れを一旦頭に入れた状態で、お手本を見ずに書くようにしたらいいです。一字一句を目で追いながら書き写してもまず頭に入らないでしょう。
プログラミングの習得には、どうやって書けばいいか悩む過程が何より重要です。悩んだ末に見た答えは、「なるほどそうやればいいのか!」と腑に落ちて記憶に留まることになります。
お手本はすぐ横にあるので書き方が分からずに三日三晩悩むなんてことが無いので非常に助かります。もしお手本がなければ、5日経っても10日経っても前に進めないということが実際ありえます。それはさすがに効率が悪いです。
悩みながらもすぐに答えを知ることができるというのはある意味、理想的な学習環境と言えると思います。
PyQは初心者に向いているか?
他のプログラミング言語についての知識がある人なら、自分で問題を解きながらどんどんPythonの要点を掴んでいくことができると思います。
しかし、プログラミング自体が初挑戦という人にとっては、問題内容というか解説がやや難しいかも知れません。初心者にとっては意味不明であろうところをサラッと通り過ぎがちです。
プログラミングを独学でゼロから習得する際に最も苦労するのは序盤です。序盤で行き詰まって諦めてしまう人が非常に多いと聞きます。
PyQには勝手に自分で問題を解いていくだけのプラン以外にも、メールサポート付きのプランや、メンター(専属の先生)付きのプランがあるので、全くゼロから挑戦する人は、そういったサポートがあった方が絶対いいと思います。
分からない部分をすぐに聞くことができる環境さえあれば、序盤の高くそびえる壁も絶対乗り越えられるはずです。そして乗り越えてみれば案外大した壁じゃなかったなと感じるはずです。
あと、しっかり理解するには一つ重要なことがあります。実際に自分で何か作ってみるということです。
正直、PyQの問題を一通りクリアしただけで全て理解できるわけでも記憶できるわけでもありません。なんとなくこう書けばこうなるんだなってのが分かる程度です。
そのなんとなくの知識を使って何か動くプログラムを自分で書いてみることが必須です。
別に何の役にも立たないものでいいです。コマンドライン上で動くじゃんけんゲームでも、くじ引きゲームみたいなのでもいいです。とにかく自分で設計して書いてみることです。
うる覚えの状態でやってみても、なかなか思い通り動くものは作れないと思いますが、トライ&エラーを繰り返すことが理解につながります。
PyQで覚えたことを使って、ぜひ自作アプリケーション作成にトライしてみてください。どんどん分からないことが出てくると思いますが、どんどん分かるようになって来るはずです。
PyQの料金体制
問題を勝手に解いていく自習学習の場合は、月額わずか2,980円です(ライトプラン)。習得できる範囲を考えると激安だと思います。3ヶ月間勉強しても1万円でおつりが来るんですから。
メールで質問できるプランが月額7,980円です(スタンダードプラン)。もちろん質問し放題なので、しっかり勉強する気のある人なら、充分元は取れると思います。
メンター(先生)についてもらって、丁寧に教えてもらえるプランが月額29,800円になっています(メンタープラン)。さすがに月3万円支払い続けると結構な額になるので、初心者の場合、初めの一ヶ月だけ先生についてもらうような利用の仕方が効果的かつリーズナブルだと思います。
あとPython以外のことも対応してくれるというプレミアムプランというのもあります。こちらは月額98,000円とかなり高額になっています。正直、月10万円以上かける予算があるなら、テックアカデミーのPythonコースか、CodeCampのPythonコースでみっちり教えてもった方がいいんじゃないかなと思います。
ライト | スタンダード | メンター | プレミアム |
---|---|---|---|
2,980円/月 | 7,980円/月 | 29,800円/月 | 98,000円/月 | 自習学習のみ | メールサポート | メールサポート メンター 追加課題 |
メールサポート メンター 追加課題 Python以外の質問にも対応 |
他の言語を普通に書ける人ならライトプランでも充分習得可能だと思います。
初心者から仕事として使えるレベルまで到達したいなら、スタンダードプランかできればメンタープランでみっちり勉強したらいいと思います。
Pythonはこれから多くの場面で必要とされるプログラミング言語です。お金をかけて覚える値打ちは十分にあります。Pythonを覚えたいなぁと思っている人は、とりあえずPyQに飛び込んでみて下さい。お金を払ってしまったら本気でやるしかないでしょ?(笑)
PyQならきっちりやりさえすれば間違いなく支払った授業料を遥かに上回るリターンがあると思います。
というのも、Pythonでのお仕事はお給料が無茶苦茶高いです。
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